やはりここにも同じことを考えていたひとがいました。
http://www.nikkei.com/biz/blog/article/g=96958A9C93819499E1E2E2E39F8DE1E2E2E7E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;df=4;p=9694E2E7E2E3E0E2E3E2E1E3EAE7
(日本経済新聞より)
ありきたりの表現かもしれないが、まさに言い当てていると思う。
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”経済指標では、はるかに豊かな日本の若者が、「家族と一緒にいたり」、「友人と一緒にいる」時を過ごすことで、「幸せを感じる」と答えるだろう
か。家族や人との絆を確認することで、「幸せ」な暮らしを実感できなくなった日本という国の人々は、どこに幸せを求めているのだろうか。「幸せ」の尺度を
経済指標という数字にとらわれていると、果てしない上昇を続けていない限り、いつも不満の思いばかりが募ってしまうようだ。企業が持続的な成長を続けてい
かない限り、将来に不安が襲うように、人々も家計が膨らんでいかない限り、「幸せ」の実感を得られないとしたら、大変である。現状に対する不満は、経済成
長を促す欲求の原点かもしれないが、それは精神の自転車操業といった状況に人を追いやってしまうようだ。 ”
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この ”精神の自転車操業といった状況に人を追いやってしまう”
はまさにいいあてている。 日本人そんなに裕福になろうとしても誰からも尊敬されな
いし、貧しくさえも思える。 もっとゆったりとした文化を育むべきときだと思う。 日本にはすばらしい文化も教養もあるのだから。
上記内容をを昨日ほかのところで投稿したところ、「同感」の声がすぐにいくつか届いた。のでちょっとここで付け加えると。
なぜGDP世界第3位のこの裕福で幸せであるべき国で幸せをかんじないんだろう。
私も感じなかったんだろう。
この私も日本の大手企業で、言って見ればほかの会社から見れば、給料も休日も多分多くもらっていたんだろうと思うが、、、果たして幸せな日々が送れていたかというと、??だらけで、どうにも我慢できずスピンアウトしたのであった。
「はたらけど、はたらけど 気持ちは裕福になれず」であった。
所謂。。。優雅に水面をすべる白鳥のようなものだ。 水面下はもはや自転車操業なのである。
日本に居るときに大分悩み、考えた挙句の結論は、この経済構造にあると考えた。
経済は皆がお金を使い消費が勢いつかないと好転しないし、満足感は得られない。 しかし、経済的な’好景気は加速していき、いつの時期か必ず失速するのは歴史が語っている。 が、人はまた好景気がくるだろうと右往左往し出して、また懲りもせずその繰り返しである。
これは、会社第一主義のはびこる日本における会社組織の性であろう、日本一の会社、世界一の会社を目指す。売り上げ世界一、。。。
これはこれで非常に若者の意気を刺激し、見ていても元気が出るものであるが。。。。。
この目的はなんなんだろうか。 それを達成したときに何があるのか。
今、孫社長の率いるSOFTBANKが世界一のインターネット会社になるんだと、決算報告会で打ち上げていたが。。。多分成功するだろう。。。がこれもどうだろう。
高度成長時期は何かと社員も活気付きその成長に幸せを感じるだろう。 しかし、一旦成長が鈍化した途端、社員の幸せはただ成長の喜びを味わうことだったんだろうか、と疑問符があがってくるだろう。 そのときから、過当競争が始まり、自転車操業状態となり、身をなげうってまでの現在の地位維持に全力をそそぐことになるり、徐々に疲弊していくことになる。 それはなぜか、 会社や組織の目的が社員の幸福では無いからだ。 もし社員の幸福が第一の会社組織の大一目標であったなら、世界一とか、GDPだとか関係ないだろう。 いかにその商品の付加価値を上げて行き、少ない量力や社員の知識欲や成長欲を燃料とするだけで、社員の報酬増や余暇時間の確保増加に焦点を置くべきだろう。 世界一とかの順位は手段であって目的であってはならない。
(そう感じるようになったとき、ふとドイツの自動車会社について見ると、彼らは販売世界一とかを打ち上げているようには見えない。 付加価値のある車をそれ相応に高く売り、社員に還元する。
その一番手っ取り早いのはデザインに力を入れることだろう。 デザインにはお金をかけずともお金を稼いでくれる。 ドイツの自動車会社は販売数にこそ一番ではないが、社員は日本人以上にいい暮らしをしているように見えるが。。。報酬も、余暇時間、住環境、趣味環境においても。。。。)
彼らは、社員になんと言っているのだろうか。
なので。自分としては、他人との比較するような、順位を目標とせず、心に焦点を当てた、ゆったり満足の行くものを創造しつづけることを目的とし、自分の安売りはしない。
自分にゆったりと付加価値を付けて行き、徐々にさらなる心の満足の域に漸近していく生きき方。これを実践していきたい。
そんな人たちがこのニュージーランドに多く移住してくるような気がしてならない。
ゆったり時間が流れる 世界でもっとも住みやすい都市に選ばれた
ここ(GDP世界60位)ニュージーランドのNew Plymouthより。